top of page
検索

★養殖マグロ場のオーナーになろう!の巻★


ある投資セミナーで「養殖マグロ場のオーナーになろう」という案内があった。

【背景】

世界中で寿司が大人気。寿司の王様であるマグロの価値は年々高まりつつある。

一方でマグロの乱獲から海洋資源の保護が叫ばれる。

そんな中、大学と協力して、稚魚からの成魚になる確率がきわめて高く、繁殖率も高く、味も天然ものと遜色ない「スマートマグロ」という品種の開発に成功したと「マグロライフ」社が発表。

【内容】

養殖マグロ(スマートマグロ)を育てる、漁場の保有権利と船、網をオーナーが購入。

【合計1億円】

万が一マグロが水害などで死滅してした場合も30年間保障。

また毎月15万円の利益保障。

(飼育のエサ、ガソリン代、人件費、船、網の原価償却費を除いた利益額!!)

しかも購入にあたっては水産業界にドンドン融資する「ズルガ銀行」から融資を受けれる様に「マグロライフ」社が交渉済なので自己資金0でも購入できます。との事。

CMでは「釣りバカ日記」の「西田としユッキー」氏が起用されている。

結果700人がこのプロジェクトに参入し、船1,000隻、漁場が1,000箇所を開発された。

【結果】

しかし、2017年10月に利益保障の一方的な減額の後、2か月後には利益保障できないと「マグロライフ」社からオーナーに通達があった。

供給多寡になりマグロが思ったより売れなかったとの事。

「マグロライフ」社は杜撰なマグロ飼育であった事も発覚。

しかも「スマートマグロ」は品種的にも旨いマグロではなかった。

【その後】

海上の保有権利と船が通常価格の倍の価格で販売されていた事が発覚。

そのお金をオーナーへ利益保障していた事が発覚。

また、ズルガ銀行も事前に漁場と船の査定を行わず、販売価格を抵当権に入れて融資していたが、その融資へのエビデンスとなる漁場と船の査定額が水増し、オーナーの自己資金と給与明細が改ざんされており、それを銀行行員が指示していた事が判明。

そもそも「スマートマグロ」」プロジェクトにどの銀行ものらない中、ズルガ銀行だけが融資した。

ズルガ銀行が融資しなければ、今回の700人の被害者は生まれなかった。

さらに、本来銀行がしてはいけない、フリーローン、定期預金、積立預金なども融資の条件となる。

そして、そのプロジェクトを後押しして、統括していたのが、ズルガ銀行であった事が徐々に明らかになってきた。

そんなズルガ銀行に不当に融資された被害者が事態が判明されるまで支払をする義務があるだろうか?

すくなくともズルガ銀行の正当性(?)が証明されるまでは支払猶予してもらう必要があるのではないだろうか?

もしも、もしもズルガ銀行が初めから関与している「プロジェクト」であればその社会的責任を取る必要があるのではないだろうか?

なぜなら、ズルガ銀行は消費者金融ではない。社会的責務がある銀行なのだから。

オーナーがこの場合は100%悪いのだろうか?

オーナーが100%負担しなければならないのだろうか?

オーナーは「マグロ」を返す事でチャラにできるのだろうか・・・・

現状ズルガ銀行からはマグロ対応されているが・・・。

つづく・・・。

by にゃん太郎

Comments


カテゴリ
最新記事
アーカイブ
タグから検索
bottom of page