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スルガ銀行株主総会 「社長辞任を」批判、不満噴出(静岡新聞)


シェアハウスなど投資用不動産への不正融資問題で経営が悪化したスルガ銀行が26日に沼津市内で開いた定時株主総会は、有国三知男社長の辞任を求める声や不正融資の解決策などを問う批判や不満が相次いだ。  有国社長は一連の問題に改めて陳謝し「(金融庁に提出した)業務改善計画を着実に実行したい」と理解を求めた。外部人材を副社長らに迎える新体制は承認されたが、経営基盤強化や債務を抱えるシェアハウスオーナーへの新たな具体策は示されず、前年に続き3時間超えとなる約3時間20分で終了した。  不正融資問題を巡るオーナー対策についてスルガ銀はこれまで、元本の一部カットなど返済条件変更に応じる姿勢を示してきた。株主でもあるオーナー側弁護士は代物弁済を求めたが、有国社長は「早期解決の処理方法を引き続き協議したい」と繰り返した。  創業家関連企業への融資残高455億円に対する担保に関する質疑に対しては「個別の担保設定状況の開示は難しい」として明言を避けた。創業家の保有株式の処分については「今までと違う対応を視野に検討したい」と述べた。  純利益で105億円を見込む今期の業績予想に、有国社長は「ニッチ向け住宅ローンを中心に残高を回復させる事業計画になっている」と説明。新生銀行やノジマとの業務提携の具体的な内容に関しては守秘義務契約を理由に触れなかった。  株主からは「再発防止への真摯(しんし)な姿勢を感じない」などと経営陣の姿勢を疑問視する声が出た一方で、「反省の気持ちは伝わった」「経営再建に期待している」との意見も出た。  ■オーナー救済へ「詰めの作業」 弁護団  シェアハウスオーナーの弁護団は26日、スルガ銀行の株主総会後に沼津市内で記者会見した。共同団長の山口広弁護士は、オーナーが物件を手放して債務をなくす解決策について「銀行側と具体的な詰めの作業をしている」と明かした。  山口弁護士は「代物弁済とするのか、一定の和解的な解決とするのかは、新しい取締役の下で決断することになる」とした上で「文書合意はできていない」と説明した。ただ、総会の質疑で有国三知男社長は「まずは元本一部カットの話し合いをさせていただきたい」などと答え、双方の認識には隔たりも出ている。  弁護団によると、融資の返済に窮する約200人のオーナーが株主として総会に足を運んだ。挙手が絶えない中、議長の有国社長が質問を打ち切る形で採決に入ったことに対して、株主でシェアハウスオーナーの40代女性は「シナリオありきの進行」と批判。40代男性は「株主の発言に耳を傾けず、自己中心的な銀行だと改めて痛感した」と憤った。

詳細は「YAHOOニュース」

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